不可逆の青春

 

 

こんにちは。

嵐を通り越してもはや自然災害だった2018年が、もうすぐ終わろうとしている。今年は本当にいろいろなことがあった。個人的には無事に生徒から学生になることができ、自分で使えるお金や時間が増えたことであまりにもオタ活が充実した。急激に上昇するQOL

その中でも私の2018年を大きく変えたのがDa-iCE」の工藤大輝さんとの出会い、そしてフィロソフィーのダンス」の奥津マリリさんとの出会い。

そういえば2人ともリーダーだ。全然関係ないけど。

(1人で弾丸で仙台まで会いに行った顔のいい高校1年生もいるのですがそれはまたの機会に。)

 

 

まず、私は今年7月に出たDa-iCEの5周年記念シングルの1つ「FAKESHOW」によって彼らの存在を改めて知ります。

Da-iCE -「FAKESHOW」Music Video (Another Fake ver.) - YouTube 

 

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▼インスタに出てきた工藤大輝

超特急 ユーキ on Instagram: “a-nation ありがとうございました! #a-nation #工藤大輝 くん #極光 #ユーキ #da-ice #超特急”

▼一緒にボンバーマンをやった工藤大輝

超特急の超スペシャル番組 #24 - YouTube

 

 

しばらくFAKESHOWフィーバーが続きます。

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こんな感じのことをずっと言ってる。

そんな工藤大輝さん、フォロワーさんによるとこんなに綺麗な顔をしておいて3次元のオタクらしい。こんなものを書いていた。

NEWS - ニュース記事 | オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93 (新しい方)

工藤大輝と偶像音楽論 | カルチャー情報サイト「yoppy」 (古い方)

 

…えっ、ガチじゃん。

 

簡単に言うと工藤さんの推し布教コラム。一見冷静だけど実はものすごい熱量を持ったオタクである工藤さんの文章を読んで、私は彼が大好きになった。 オタクだと分かると急に親近感湧いてしまって推しがち。

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(つけたのは工藤さんがTBSでやっているラジオ。 TALKABOUT|TBSラジオFM90.5+AM954~聞けば、見えてくる~)

 

あえてここでは広げないけど、もちろんDa-iCE自体にもどハマりしている。

 

 

かたっぱしから記事を読み、かたっぱしから紹介されている音源を聴く。そうやって工藤大輝のアイドル論を知っていく中で、ついにとある女の子達に出会います。

工藤大輝、フィロソフィーのダンスを語る「バランスが本当に良い!」 | オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93

 

 

そのグループの名前はフィロソフィーのダンス。

 

フィロソフィーのダンス/ ダンス・ファウンダー(リ・ボーカル&シングル・ミックス) - YouTube

こんなに胸が踊る曲をかわいい女の子達が歌っている。外で聴いていて体が動き出しそうになるのを何回も我慢した。(できてなかった気もする)なんてかっこいいんだ。

 

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この時期本当にダンス・ファウンダーばっかり聴いてた。そのうち一番好きな歌声の青い人のことをもっと知りたくなった。

青い人、愛称かと思ってたらそのまんま奥津"マリリ"さんだった。身長は小さい。ほくろがえっち。ワオ グラビアもしてる…。

その中でも1番驚いたのは元々歌って踊る人ではなかったということ。ピンクの人だけが元々の職業がアイドルらしい。

 

 

再び奇跡的な巡り合わせをするグループに出会ってしまった、と思いました。マリリさんが青でいてくれていること、その横に赤のハルちゃんと黄色のおとはすとピンクのあんぬちゃんがいてくれていること、「4」という数字を未来永劫だと掲げてくれていること。これってものすごく奇跡で、重要なことなんです。

 

「永遠なんてない」ことは今年痛感したばかりで、現にもう私達の星空に夜の色はありません。

でも、ベスト・フォーを信じてみることにしました。もう一回何かを呑気に信じてみたかったのです。

 

 

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関連性を見いだすのが大好きなオタクなので…。でも超特急もフィロのスも彼ら彼女ら自身の音楽を探求している人達で、世界のボーダーを壊していくその姿に私は強く惹かれています。アイドルに当てはめたりその上のもっと超越したものに当てはめたりすることもできる。存在そのものが新しいジャンル。

 

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そんなことをずっと言ってたら8号車の中でも「フィロのス好き!」って言ってくれる人が増えて本当に嬉しい。けど、私も含めみんな工藤大輝の策略にはまっているのかと思うとやはり奴は末恐ろしいオタクだよ…。

 

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気持ち悪さが癖になるみたいな所ある。

 

 

 

これが今年の夏のこと。Da-iCEのパフォーマンスを生で見れたのは秋になってからで、フィロのスは冬になってようやくだった。

全国ツアーの日程が出て突発的に生バンドの日と地元である日に行くことを決めたけど「初ライブが生バンドって死んじゃうのではないか?」と本気で思っていたので、用事で神奈川にいたのにわざわざ東京まで戻ってインストアライブを見に行きました。(送り出してくれた友達ありがとう。)

新宿トラップにかかり、着いたのは開始2分前。埋もりに埋もれてからやっと「そういえば女子ドル現場は初めてだ」と気付きました。なんか満員電車みたい。

 

音声でお楽しみください状態であんなに楽しかったから、私は本当にフィロのスが好きなんだなあ。お立ち台に乗ってやっとハルちゃんの顔が見れた時に泣きそうになったけど、その後の特典会でライクアゾンビ状態でマリリさんに会いたくなかったので我慢した。偉い。

 

可愛いMC(その間前の方々が座ってくれて感謝)を挟んで、確かマリリさんの曲フリであの曲が始まりました。

 

 

あの日からずっと大好きな曲、「ヒューリスティック*1・シティ」です。

 

 

前の曲の余韻が残ったままだし初聴き(?)が生歌なのは初めてだったしで、曲調と曲の雰囲気しか頭に入って来なかった。でも、マリリさんのパートから始まったその曲が「さよなら」について歌っていることはなんとなくわかった

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こんなことを本気で考えているので、ぼんやりオタクはかなり動揺してしまった。そんな曲じゃないのは分かってるのに、来るかもしれない「さよなら」の未来を考えてしまったのです。

 

待ってよ、私、まだみんなと「はじめまして」したばかりなのに。

 

 

じゅん on Twitter: "ヒューリスティック・シティを初めて聴いたんだけどとっても素敵な曲だった。寒い日の夕方に1人で聴いているような今までとは違う少し寂しさのある曲。今日は後ろで歌を聴くだけだったから品川で早くダンスと一緒に見たいな〜!あと早く好きな時に聴けるようになる日が来てほしいな〜!"

(余計なツイートがついてきてしまうのであえてこの形で。)

強がっている。全然少しじゃなかった。曲自体はものすごい好きだったのにものすごい寂しいという矛盾。何かを聴いて胸にぽっかり穴が空くような感覚は初めてで、早く2回目を聴いて心の隙間を埋めたかった。

 

 

 

 

フィロソフィーのダンス/ヒューリスティック・シティ、ミュージック・ビデオ - YouTube

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何日か後にとっても素敵なMVが公開された。

映像でフィロのスのみんなは平成最後の思い出づくりをしているようにも、来たる次の時代からの逃避行をしているようにもとれる。線香花火が一番最後に激しく燃えるように、時代の別れを告げる彼女たちは輝きを放っていた。 

 

「さよならを 好きだって言えるうちに

次の時代行きましょう

私が覚えておくから、今を」

 

ぼんやりとしていた音が歌詞として明確な形を持った時、涙が出てきてしまって、帰りの電車の中だったからとても焦った。

 

 

ここはもう歌いたいように歌っていいよとの事だったので、私自身が好きだと思った、"私が覚えておくから 今を"という歌詞をこのパートの重点として気持ちをググっと込めました。


私が覚えておくから大丈夫なんです。

736日目。ヒューリスティック・シティがすき。 | 奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)のブログ

 

 

ヒューリスティック・シティを聴いてから「さよなら」についてやっと考え始めました。

 

将来訪れるであろう地元からのさよなら。

自分の夢からのさよならも無いとは言えない。

みんなの好きな人がさよならをしていくところもたくさん見た。

あの位置に手向けられた一輪の赤いバラ。

そして、距離感がわからなくなってしまってさよならを告げた、告げられた人達。

 

 

時間の流れ、環境の変化によって人間は考えや価値観が変わります。それはあまりにも無意識のうちで、変わってからやっと気づく。

どこで自分が変わってしまっていて、いつ世界のチューニングと合わなくなるのかと、私はとても怖かった。

 

でもマリリさんが、フィロのスのみんなが、全部覚えていてくれるのです。元の私も今の私も、変化して行く過程全てを引っくるめて。それにもし変化の中で迷子になってしまったとしても、この曲が「私」を思い出すキーポイントになってくれる。

フィロのスに出会っていて本当に良かった。

いろいろ考えた後にマリリさんからこの言葉を聞けて、すごく嬉しかったなあ。

 

 

 

 

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12月16日、ついにあのキラキラの中に入ることができました。

ヒューリスティック・シティは確かアンコールの一曲目。心は大号泣だったけど集中して見てたので今度は泣かなかった。

ゲットした青い銀テにマリリさんのサインを書いてもらうのが今抱いている小さな野望です。

 

 

 

 

今ふりかえれば「平成」というのはこういう時代だったな、というのがわかるだけで平成をいきていたその瞬間にそれを感じるようなものではありません。私たちは未来から過去への思いなしとして、その不可逆な必然性をとらえることになります。

https://yamamotosho.com/n/n822e1c6dbca1

ショウさんのnoteより。

根暗だからどうしても悪いことが印象に残りがちだけど今年は新たな出会いもたくさんあった。楽しいこともめちゃくちゃあったしずっと新規ハイだった気がする。去年まではわりとベタな青春だったけど、2018年はオタクとしての青春。

あのライブも、遠征も、オタクとの長電話も楽しくて、楽しすぎてほろ苦い。あの日々をダブルアンコールくらいしたい気分だけれど、次の時代に進む他ないのです。

 

 

来年はどんな年になるんだろう。

私の好きな人、私に優しくしてくれた人、全員幸せになってほしい。

 

とりあえず推しグループみんな売れるといいなあ。

 

 

 

 

 

 

*1:正確さより素早さが求められる時に物事の判断や決断をするための方法。